地声、裏声ともに【声帯】と呼ばれる喉の中にある二枚のヒダを振動させることによって出てるのですが、
まず地声はその声帯を振動させるために、声帯の周りの筋肉を使って、声帯の隙間をなくすことによって、肺から空気が送られてきた時に声帯が振動します。
これが地声が出てる状態です。
ですので、この声帯の周りの筋肉が、地声の筋肉というわけです。
参考に
結論からいいますと、そもそもミックスボイスとは、
地声の筋肉と裏声の筋肉が一緒に同時に仲良く使われてる状態の時に出る声のことです。
ですので、人によって出し方、教え方、音色等バラバラになって当然なのです。
この地声の筋肉(以下地声くん)と裏声の筋肉(以下裏声さん)は仲がもともとよくない人がほとんどです。
たまに、ボイストレーニングも通ってないのにうまいこと高音を出せる人はいますが、そんな人は稀です。
本当に綺麗な高音というのは
音色や大きさのコントロールが自由自在にできて、
その“地声くん”と“裏声さん”の仲を仲直りさせる練習が重要になってきます。
【人間で例えるとわかりやすい】
みなさんも想像して見てください。
その2人が仲良くなって付き合うまでには何が必要でしょうか。。。
そう、デートを重ねてお互いのところを行ったり来たりする。
高音を出そうと思った時に、
地声の筋肉と裏声の筋肉が仲良く一緒に働いてくれるので、高い音が
地声で張り上げなくても
自然に力強い高音が出るようになります。
よく間違われる「ミックスボイス」の誤解としまして、
音色を一つにしてしまう人が多いことです。
上記に書いたと通り、
「地声の筋肉と裏声の筋肉が仲良く同時に使われているときに出る声」がミックスボイスです。
その時でた声が
地声の割合が60%で裏声の割合が40%でもミックスボイスですし、
逆に裏声の割合が70%で地声の割合が30%でもミックスボイスです。
要は
出したい音色によってその割合をグラデーションしてコントロールしていく必要があります!!
(例、「力強く出したいから地声の割合が多い声を出そう」などと考えながら発声していきます。)
このコントロールが完璧になれば、
歌がもっともっと好きになることは間違いありません!!