泣くと歌いにくくなるのは何故？その謎を音声学の観点から人気ボイストレーナーが語ります。 | 本町校のボイトレ講座！ | 大阪の【楽しすぎる音楽教室】Lillaミュージックスクール本町校でボイトレやギター、DTMを楽しく始めよう！ | 大阪市、心斎橋、本町、四ツ橋のボイストレーニングはLillaミュージックスクール

声帯周りの筋肉の緊張と横隔膜の萎縮と副交感神経？

早速その謎を解き放っていきましょう。

それは大まかに分けて3つの原因があると思います。

①声帯周りの筋肉の過度な緊張

②横隔膜の萎縮

③“泣く”という興奮状態を落ち着かせようとするために副交感神経が活発になり、眠くなったり、支える筋肉が使えないから

の3つが挙げられると思います。

それを一つづつ見ていきましょう。

泣くと喉周りの筋肉にギュッと力が入る

泣いたことがない人はいないと思います。

泣くときって“グッと”喉周りに力が入っているのがわかりますか？

これがまず第一の声が出にくくなる原因です。

もし泣いた後に歌うを歌う機会がある時は、喉周りの筋肉をほぐしてから歌ってください。

泣いた時にしゃっくりをしているみたいな萎縮

泣いた時って、しゃっくりが出てる時と同じような息しづらさがありませんか。

横隔膜が不随意的な収縮（痙攣）を呈したり（しゃくりあげ）する状態を包括して「泣く」と表現します。

そうこの“泣く”ことで横隔膜は収縮します。

もし泣いた後に歌を歌う機会がある時は

深呼吸や、息をたくさん吸う練習をして、横隔膜を緩めてあげてください

“泣く”という興奮状態を抑えようと体が働く

みなさんも泣いた後って眠くなりませんか？

赤ちゃんも大声で泣いた後にぐっすり寝たりします。

人間は“泣く”という興奮状態を抑えようとして、無意識に副交感神経が活発になるようにできています。

ですので支えないといけないところが支えれなく、声が出にくくなったりします。

泣いた後に声を出す機会があるのならその場を心から楽しんだり、“楽しい”ことを思い出したりして交感神経を活発に働かせてください！