先日面白い研究をテレビ番組がやっていました。
メイプル超合金のカズレーザーさんの番組で
東京工芸大学の教授の森山剛教授が
「日本人が聞いて心地の良いと感じる声には3,000Hzの周波数が多く含まれている」
という研究結果が出ましたと語っていました。
この「3,000Hzの倍音が多く含まれる」ことが良い声の条件ではないかと仮定して解説していきます。
この3,000Hzの倍音を手に入れるためにはどうしたら良いのか。
果たしてその練習方法は。
という今日のお話です。
いきなり難しいお話し。
3,000Hzだったり、倍音という言葉が出てきて、「何じゃそら」の人が出てきたと思うのでお話しします。
例としてピアノで「ド」の音を鳴らしたとします。
もちろん「ドー」と聞こえますが、
これはどういうことかというと、「ド」の音を鳴らした際、
「ド」の音に含まれています。
この1/2、1/3、1/4、1/5・・・の音のことを倍音と呼びます。
そしてその1/2、3/1、1/4、1/5の音とはピアノで言うと↓
1/2の音:1オクターブ高いド
1/3の音:ソ
1/4の音:2オクターブ高いド
1/5の音:ミ
この倍音が、どのように含まれているかによって、音色や声色は大きく異なります。
この倍音の含まれ方(倍音構成)は、楽器毎や、人の体、骨格のによっても変わってきます。
そのため同じメロディーを違う人が歌ったとしても、倍音構造は全く違うものになります。
“シンガーズフォルマント(Singer's Formant)”という言葉を聞いたことがありますか?
このシンガーズフォルマントとは、
歌が上手い人に現れる、強く鳴周波数帯域のことなのですが、それが先ほどの3000Hzと言われています。
このことから
ぜひそんな声を手に入れてみませんか?