「お腹から声を出す」の本当の意味とは？ボイトレを知り尽くしたLillaミュージックスクールが解説！どこに力を入れるの？ | ブログ | 大阪市、心斎橋、本町、四ツ橋のボイストレーニングはLillaミュージックスクール

【お腹から声を出す】とは

いきなり結論から述べたいと思います！！

「お腹から声を出す」とは「腹圧をかけた状態で声を出す」ということと捉えていいと思います。

腹圧とは、お腹の中にかかる圧力、つまり腹腔内圧のことを指します。

？？？何のこっちゃと思われる方に詳しく説明すると、

お腹の中から外に向かってかかる圧力のことを指します。

つまり、よく一般的に言われる「お腹に力を入れて引き締まったシックスパックなお腹、、、」のことではありません。

お腹の中から圧力をかけるって実は難しいんです。

それではどのようにこの腹圧をかけていくのでしょうか？

腹圧をかけるためには、よく言われる【体幹の筋肉】を使っていきます。

この体幹の筋肉が協調して働くことでお腹を覆う天然のコルセットができてお腹が安定し、腹圧がかかります。

○横隔膜（肺と内臓の間にある膜上の筋肉）

○腹筋群（腹横筋や内腹斜筋）

○骨盤底筋群（お尻を絞める筋肉）

これらの筋肉が働くことで、息を吐こうとした時にお腹がへこもうとする力に対抗して、圧力がかかります。

これが一般に「腹圧」と言われるものの正体です。

支えられた声を出してみよう

それでは腹圧をかけた声を出してみましょう。

まず足を肩幅に開いて（骨盤底筋を使いやすい状態にして）

姿勢を正し、肩が上がらないように息を吸います。（この時お腹が膨らんでくるはずです。）

そしてそのお腹が凹まないようにして声を出してみます。

どうでしょうか？

いつもより太くしっかりした声が出たでしょうか？

これが「お腹から声を出す」正体です。

柔らかい声と硬い声を使い分けよう

この「お腹から声を出す」を意識したら声が太く「硬く」

なった人も多いと思います！

それを今度は柔らかい声と交互に使いながら、抑揚をつけながら歌ってみてください。

これが歌うまの第一歩になります。