○高音は出るけれど、なんだかキンキンして苦しそうに聞こえる…
○高音になると、急に声帯に呼気圧がかかりすぎて声が裏返ってしまう(フリップしてしまう)…
○リズムや音程は合っているのに、ずっと同じ声質で棒読みのように聞こえてしまう…
もし一つでも当てはまるなら、あなたに足りないのは「気合い」や「肺活量」ではありません。
声の響きを根本から変える、2つの魔法の鍵が必要なのです。
プロのシンガーの多くが自然と使いこなしているのが「シンガーズフォルマント」です 。
これは、3kHz(3000Hz)あたりに集中する強い音響的エネルギーのことです 。
そのシンガーズフォルマントが声になっている人の声が、よく通りそして人を惹きつける声なのです。
圧倒的な通りやすさ:
このシンガーズフォルマントが出せると、うるさい居酒屋でも店員さんをスパッと呼べるような、よく通る声になります 。
少しでも出せないと、リードボーカルとして成立しないと言われるほど重要です 。
言葉の響きを邪魔しない:
母音(あいうえお)は300〜2000Hz周辺で作られるため、3000Hz付近で鳴るシンガーズフォルマントは、歌詞の発音を全く邪魔せずに共存してくれます 。
結果言葉もより明瞭に伝えられるようになります。
シンガーズフォルマントを生み出し、圧倒的な表現力を手に入れるための具体的な技術を解説します。
いきなり難しい言葉が出てきましたが、要は口の奥のリラックス、口と鼻の分岐点である「軟口蓋」を、何もしない自然な状態(ニュートラル)に保ちます 。
そしてこの自然なフォームのまま、ほんの少しだけ喉(喉頭)を高く保ちます 。
すると、喉の奥で作られた高周波数の響き(シンガーズフォルマント)が、相対的に広がった鼻への道へと流れ込み、余計な雑音のない極めて明瞭な「鼻腔共鳴」が完成します 。
この鼻腔共鳴と口腔内で響いた口腔共鳴のバランスがシンガーズフォルマントを作ると言われています。