YOASOBIの幾田りらさんの歌声をしっかり聴いてると、“息継ぎの音”も聞き取れるぐらい音源に入ってると思います。
その音を“不快”と感じる人はいないと思います。
この息継ぎの音さえ聴いていて心地いいんです!!
この息継ぎさえ音楽にしていく。
そのコツとしまして
①リズムに乗って息継ぎをしていく
②吸う息をするどく早く
という2点が大事だと思います。
この二つをマスターするためにもしっかり息を吸えるように②に続きます。
近年のJ-POPは特に、ボカロ界隈の影響や、K-POPや洋楽など海外の音楽の影響により、「ブレスポイント(息継ぎのタイミング)」が複雑で短くなっていってる傾向があります。
そんなYOASOBIのAyaseさんも元々はボカロPさん。
人が歌うための息継ぎのことなんて考えてないと思います。笑
実際YOASOBIの曲でもブレスポイントがない曲もたくさんあります!!
そのブレス的に考えた超難曲を幾田りらさんはいとも簡単に歌っています。
それを可能にしてるのが幾田りらさんの「圧倒的ブレスの速さ」だと思います。
そんなブレスを早く吸う方法をいくつか説明していきます!!
それではまず息を吸うのは鼻からでしょうか。口からでしょうか。
その答えは両方とも正解で不正解です。
そう両方から吸っていく、顔全体で空気を取り込んでいくんです!
果たしてそんなことが可能なのでしょうか。
答えは可能です!!
画像を見て欲しいのですが、人は空気を吸ったら(鼻から吸っても口から吸っても)【器官】という所を通って肺に空気が入っていきます。
画像を見て分かる通り、この器官の上で鼻と口の空間(鼻腔、口腔)は繋がっているんです。
ですので「どちらから吸わないといけない」ということは決してなく、両方から吸うことが可能なんです!!
この両方から吸うために【咽頭腔】(エラあたり)に“吸気口”があると思って顔全体で空気を取り込んでいきましょう!!
そうすることで今の二倍くらい早くたくさん空気を吸うことができます!
①大きい呼吸
と
②小さい呼吸
に分けましょう!
まずこの①の大きい呼吸はみんながよく知ってる「腹式呼吸」です。
お腹を膨らまして(横隔膜を下げて)大きく呼吸していきます。
この横隔膜の呼吸は歌い出す前や、ブレスの時間がたっぷりある時に使います。
いわば歌の支えを作るブレスです。
そして、ここからが大事になります!
幾田りらさんがすごいのはここから、
②小さい呼吸なんです!!
この小さい呼吸はどこでするかというと、画像の肋骨を外側(斜め上)に開いて空気を吸っていきます!!
いわば実は胸式呼吸なのです!!
この小さい呼吸は素早く吸うことができ、呼気時の微調整ができるので、素早い音階(フェイクやビブラート)を作る時にも役立ちます。
話が逸れてしまいましたが、
この肋間筋を使って肋骨を開きながら素早く吸う練習をしてください!!
それこそがこの「いくら式呼吸法」の第一歩になります!!
このブレス時の注意点なのですが、
○肩を動かさない。
○リズムに乗ってする
一つずつ見ていきたいのですが、
ブレスをしているときに肩が上がってしまうと、せっかく腹式呼吸で作った“声の支え”がなくなってしまうので、肩は絶対に動かしたら」だめです!!
幾田りらさんは歌ってる時方は動いていますか?
全く動いてないと思います。
それが注意点①と
もう一つは
リズムに乗って練習して欲しいんです!!
できたらメトロノームに乗って、
初めはBPM80くらいから
1拍目の表→吐く(するどく)
2拍目の表→吐く(するどく)
2拍目の裏→吸う(するどく顔全体で)
3拍目の表→吐く(するどく)
4拍目の表→吐く(するどく)
4拍目の裏→吸う(するどく顔全体で)
の繰り返しで練習していきます。
なれてきたらどんどんBPMを早くしてみてください。